約 5,243,707 件
https://w.atwiki.jp/misamisathread/pages/641.html
直下狙撃などが自身の直下、 つまりは下半身を意味している事になる場合に周りから言われる。 簡単に説明すると自爆である。 直下を狙うキャラの出オチがあまりにも多い為に、 「お前も意味改変派か」などと既に派閥扱いにされている。
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2491.html
まりさとおちびちゃん 6KB 愛で 観察 ツガイ 赤ゆ 子ゆ 愛護人間 独自設定 「まりさとおにいさん」の続きです 『まりさとおちびちゃん』 独自設定 『まりさとおにいさん』の続きです ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 先日、ぱちゅりーに子供が生まれた。 当然、まりさとの子だ、 結局生まれたのは2匹で、各種1匹ずつだったので、 里子にも出さずに家で飼う事にした。 まりさは当然喜んだ。 しかし、どうやって教育していくか悩んでいるようだ。 ゆっくりは甘やかせばゲス化する。 しかし厳しく育てるには、生まれた子供の資質が少し変わっていた。 長女 ぱちゅりー まりさ種の餡を強く継いでしまったらしく、やたらと元気一杯である。 知識欲よりも好奇心が旺盛で、やたらと家の中を跳ねる体育会系少女 次女 まりさ ぱちゅりー種の餡を強く継いだしまったらしく、大人しく運動は苦手、 母と一緒に、絵本やチラシを見るのが大好きな日陰少女 こんな子供だったので、撮影旅行には連れて行けない、 正直、まりさの子供にカメラを持たすと、 どんな映像が撮れるのか興味あったで、少し残念だ。 先日のカメラ改良後、ぱちゅりーと子供の記念撮影をさせてみたが、 家族には特に影響はないようだ。 たった1枚撮るのに、オレンジジュースや小麦粉などの装備を用意して挑んだのだが、 まぁ何事も無くて良かった。 『むきゅ~!ぱちゅのくりゅ~むがたぎゅりゅわぁ~』 暴れ足りないらしく、 玩具の人形を引っ張り、筋トレに勤しむ子ぱちゅりー、 こんな子供でもぱちゅりー種には違いない、 ぱちゅりーは勉強を教えようと頑張っていた。 『むきゅう!おちびちゃん、こっちにきてままとおべんきょうしましょう。』 『おべんちょう?』 『そうよ、いっぱいべんきょうしないとかしこくなれないわ。』 『かちこくなっちゃら、ちゅよくなれる?』 どうしても最強を目指したいらしい、まるで?のようだ、 しかしぱちゅりーも諦めない、 『むきゅう・・・そうね。さいきんはすぽーつさんも、かがくさんのじだいなのよ。 おちびちゃんがさいきょうになるには、おべんきょうもだいじよ。』 『むきゅう!わきゃったわ、ぱちゅもきゃぎゃくさんをたくちゃんまにゃぶわ!』 科学を学ぶべく、張り切る子ぱちゅりー、 でも何を教える気であろう? 存在そのものが非常識な生きる饅頭である。 こいつらに科学は通用するのだろうか・・・・ 子まりさと一緒にまずは数字の勉強から始める。 『いい?1・2・3・4~』 母に続いて子まりさ 『いち・にー・ちゃん・ちー』 そして子ぱちゅりー 『い~ち・に~・ちゃ~ん・だ~』 1匹だけ変な数え方をしている。 どうやらCMで闘魂の人の数え方を覚えたらしい、 人でもゆっくりでも、子供はくだらない事はすぐに覚える。 『おちびちゃん?3の次は4でしょ?「だー」じゃ無いわ。』 当然、修正するぱちゅりー、 『むきゅ?でもちゃいきょーさんはきょうきゃぞえりゅのよ。』 闘魂の人が最強だから、その人を模範としているらしい、 ゆっくりは基本、1~3までしか数えれない、 だから4以降をどうやって覚えるかが鍵なのだが・・・・ 道のりは厳しそうだ。 これが一昔前なら、大山 倍達にでも憧れて、 「ゆっくりバカ一代」でも目指したのだろうか? まぁ闘魂の人が、今のカリスマかと聞かれれば、 それもどうだろうと思う。 何にせよ、子まりさは余裕で4はクリアー出来そうだが、 子ぱちゅりーには、壁は高いようだ。 ぱちゅりーが母として困っているように、 まりさも父として困っていた。 子まりさが運動を嫌がるのだ、 まりさ種の能力は、器用さと運動能力にある。 棒等の道具を使うにも、ゆっくりには体力がいるので、 日頃からの運動は必須である。 『おちびちゃん、ぱぱとぴょんぴょんはねるのだぜ。』 まりさは子まりさに、動く喜びを教えようと、 まずは遊びながら教える事にしたようだ。 しかし・・・・・ 『まりちゃはみゃみゃと、えほんしゃんよみたいよ。』 運動には、まったくやる気を見せない、 『むきゅ~ぱちゅがぴゃぴゃとはにぇるわ~』 運動を始めると、子ぱちゅが勉強放り出して参加してくるので、 まりさとぱちゅりーは餡子を悩ませている。 そこで俺は、子ぱちゅりーと子まりさに、 勉強と運動を兼ねた、 人の幼児用知的遊具を購入してみた。 「ほら、ぱちゅりー4はどれだ?」 『むきゅ~!こりぇよ~ふにゅぅぅ!!』 4のブロックを必死に引きずってくる。 「おーいまりさ、「な」はどれかな?」 『これだにぇ~ゆっくちおちゅよ』 ボタンの上で、跳ねる子まりさ 簡単な数字や文字のボタンやブロックなのだが、 ゆっくりが扱うには、かなり体力がいる。 これで、知識と体力の両方を得る事が出来るだろう。 『おにいさん、ありがとうなんだぜ~』 『むきゅう!かんしゃしますわ。 ぱちゅたちのおちびちゃんは、なんだかとってもむずかしいわ。』 まりさ達には、種族の常識が壁となり、 逆でも問題無いと言う考えには至らなかったようだ。 別に野良じゃないんだから、俺は別に良いと思う。 逆と言っても、 子ぱちゅりーは、まりさ種程の体力は無い、 ぱちゅりー種にしては体力がある程度だろう。 勉強も興味が向かないだけでやれば出来る子だと思う。 子まりさも同じ事だ、 基本能力に対する変化は限度がある。 慌てる必要は無い、甘やかさずゆっくりやっていけばいい、 しかし、どうも一癖あるゆっくりが揃うな・・・・・・・ 知らないだけでぱちゅりーにも何かあるかもしれない、 まぁいずれ判る日もくるだろう。 今度の撮影旅行はどうしようかと思案する。 子まりさはともかく、子ばちゅりーは母の手に余りそうだ、 流石に連れてはいけないし困った。 なんとかしないと・・・・ そんな時、事件は起こった。 『むきゅきゅきゅきゅぅぅ・・いちゃいよ・・・』 『むきゅう!おちびちゃんしっかりするのよ!』 子ぱちゅりーが怪我をした。 まだピンポン玉サイズのくせに、机から飛び降りたのだ。 この高さはまりさでも躊躇する高さである。 「どれだけ・・・・頭悪いんだこいつは?」 正直驚いた、子ゆの目からは途方も無いであろう高さを飛んだのだから、 度胸はあると思う・・・・・ 幸いにも、撮影時に用意した、 オレンジジュースや小麦粉が役にたった。 まぁこれで暫くは大人しくなってくれると助かる。 治療ついでに、少し細工をする事にした。 まず小麦粉をオレンジジュースで捏ねて生地を作る。 それを水に漬けてよく洗う、 すると最終的にグルテンだけが残る。 それで傷口を塞いだ、これなら普通より破れにくいと思う。 通常よりも安定するには時間がかかるかもしれないが、 その方が好都合だ、 看病は、ぱちゅりーに任せて撮影に出る事が出来る。 『おちびちゃんは、おとなしくしておくのだぜ』 まりさは、子供が怪我したと言うのに撮影旅行に行く気のようだ。 親としてそれもどうだろう? まぁ、まりさが看病に役立つとは思えないが、 お前の撮影は仕事じゃないだろう。 「ゆっくりが撮った決定的瞬間写真集」 が出来そうな写真ばかり撮るくせに、 何となく、売れそうな気がするのは何故だろう・・・・・ 今回は、桜の写真撮影だから人ごみも多くなる。 「お前も今回は留守番だよ!親が子供看ないで誰がみるんだよ・・・」 『ゆゅ~ゆっくりりかいしたよ。』 この際だから、まりさにも留守番を言いつけた。 明後日の昼には帰れるだろう。 お土産には何が良いかなと、 思案しながら出かける用意をするのであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー デスラッチまりさの子供も、少し変わったゆっくりにしようと考えていたら、 こんな子供になってしまいました。 そのうち、ぱちゅりーやお兄さんの外伝も書けたら良いなと考えております。 でも種を終わらせないと・・・・・・ 頑張って添削をやっております。 それでも抜ける誤字・脱字は勘弁して下さい。 これまで書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 1097 ゆ虐ツアー ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク ふたば系ゆっくりいじめ 1129 まりさの思い出 ふたば系ゆっくりいじめ 1152 まりさとつむり ふたば系ゆっくりいじめ 1154 ゆっくり種 ふたば系ゆっくりいじめ 1156 ゆっくり種2 ふたば系ゆっくりいじめ 1160 まりさとおにいさん ふたば系ゆっくりいじめ 1169 ゆっくり種3 ふたば系ゆっくりいじめ 1174 まりさとまま ふたば系ゆっくりいじめ 1188 ゆっくり種4 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/991.html
仕事からの帰り道。寒さが襲いかかる夜。 俺は我が家へと帰宅すると、玄関前に5つの影があった。 そのうち2つは最近家に住み始めたまりさとれいむ。残りの見慣れないゆっくりは・・・ふらんかな? 家族連れの胴体無しとは珍しい。ここら辺では見ない種類だ。 「うー! うー!」 激しい形相でまりさとじゃれ合ってる。まりさの頭に噛みつきブルンブルンと振りまわすその姿は実に楽しそうだ。 まりさの方も涙目で 「いぎゃああああああああああ!!!! はなじでふらんんんんんん!!!!」 れいむの方は子供たちにガシガシ噛みつかれている。 「あぎゃああああ!!!! でいぶのぽんぽんがああああああああ!!!!」 俺はそのフレンドリーな光景が羨ましかった。 「お前ら楽しそうだな・・・こっちは残業で疲れてるのに。」 「このじょうきょうでばがじゃないのおおおおおおお!!!! ばや゛ぐでいぶだぢをだづけでえええええ!!!!!」 「ぼうじがどれるうううううううう!!!!」 夜中に騒ぐとは感心しませんな。最近のゆっくりはやんちゃで困る。 とりあえず親っぽいふらんの方を全力で蹴り飛ばす。流石のふらんも蹴りには耐えられないのか、 ドアに叩きつけられた。牙が刺さったままのまりさと一緒に。 「ゆべえ・・・もうどうでもいいからはやくたすけて・・・」 OKOK。まずはれいむに噛みついてる子ゆっくりを蹴り飛ばしつつ、まりさの頭から牙を抜いた。 このまま帰るのならば見逃すのだが、ふらん達はこちらに向けて「うううう・・・」 と明らかに殺意を抱きながら唸っている。まあ殺さない程度にやろうか。 「うーーーー!」 飛びかかってきた親ふらんを右の振り下ろしで叩きつける。そのまま持っていた傘で貫いた。 「ううう!!!!」 苦しんでいるふらんに追い打ちをかける。刺さって身動きの取れないふらんの顔面に蹴りをいれた。 「ううっ!」 思いっきり顔が凹んだふらん。歯を折れたのか口からボロボロと落ちた。 そしてそのまま動かなくなった。・・・大丈夫。まだ息してるから。傘を外せば帰るだろう。 れてるし。早く寝よう。 さて家へ・・・まだ子供が残って 「ほらとっとと家に入るぞ。ていうかなんでお前ら外に出てるんだ?」 「おにーさんがひるごはんはじぶんでとってこいっていうからでしょ! おうちにはいれなくてこまってたんだよ!」 「ゆっくりあやまってね! しゃざいとばいしょうをせいきゅうするよ!」 あーもういいや。今日は疲れたから。後は子ふらんの始末をどうするかだな。 可哀想だがれいむの口の中に入れてあげた。まあ美味しく頂いてねれいむ。 「あがあああああああ!!! でいぶのおくちのなかがむしゃむしゃされてるううううううう!!!!」 「でいぶうううううううう!!!」 俺が風呂から上がり、居間に行くと二人がテレビを見ていた。珍しく真剣な目である。 「んー? ゆっくり虐待ドラマでも見てるのか?」 「そんなひどいことするのはおにーさんだけだよ! ほかのひとたちはきっとやさしいよ!」 「ならばこのネットで見つけた秘蔵の虐待ムービーを・・・」 「それよりおにーさん! ゆっくりこれをみてね!」 どれどれ。ってニュースか。えー何々ゆっくりの群れが権利を訴えてデモ行進・・・な、なんだってー! 「このぱちゅりーはすごくゆっくりしたゆっくりなんだよ!」 確かに・・・テレビに映っているゆっくり達は皆凛々しそうだ。特にリーダーっぽいぱちゅりーの答弁は 一応ちゃんとしてるような気がする。 「ひととおなじようにかんがえ、しゃべれるゆっくりにもけんりがあたえられるはずだわ!」 「そうだよ! じぶんよりよわいものをいじめるなんてさいていだよ!」 「ゆっくりだってるーるやほうりつがりかいできるんだぜ!」 「ぎむをはたさせてすらあげないなんて、とかいはのすることじゃないわよ!」 「チーンポ!」 「でもかつどうなんだねーわかるよー」 「ゆっくりたちにゆっくりぷれいすを! ぱちゅりーたちはたたかいつづけるわ!」 なるほど、ゆっくりにもデモクラシーの時代が来たか。まあここまで頭がいいのは おそらく捨てられた元飼いゆっくりだからだろう。 「ゆっくりのみらいについてかんがえるなんてすてきだよ!」 「ぱちゅりーたちがいればゆっくりのみらいはあんたいだね!」 こいつらも気がつけば語彙が増えてきたな・・・・ 「まあいいや。じゃがりこ食べる?」 「ゆ~♪ たべるたべる!」 「ゆっくりたべるよ! むーしゃ!むーしゃ!しあわげぇ!」 むしゃむしゃしていたれいむの頭に踵を乗せて、俺は仰向けになった。 「あーそういや。明後日からあの地域に出張なんだが、なんなら会いに行く?あのぱちゅりーに。」 「ゆゆ! ゆっくりあいにいくよ! だからはやくれいむからどけてね!」 「ゆゆゆゆ・・・・ゆっくりじだいよお・・・・」 そんな訳で到着いたしました。 とりあえず二人をホテルに預けて仕事をこなし、時間が取れた最終日にぱちゅりーたちに会いに行くことにした。 とある公園の一角。なにやらマスコミと警察と加工所の職員らしき人達でごった返していた。 人ごみに近づいてみると、なんとぱちゅりー達は空き缶拾いをしていた。 「ゆーしょ! ゆーしょ! あるみはこっちだね!」 「ゆっくりなげるよ!」 数匹がかりで缶を運び、どこから持ってきたのかゴミ袋に入れているようだ。 「ゆゆ! ゆっくりはたらいてるね!」 「でもれいむたちははたらかなくていいよね! かわいいからいいよねおにーさん!」 「今日の夕飯は饅頭かな・・・」 「「ゆっぐじお゛でづだいじまずがらゆるじでえ゛え゛え゛!!!!!」」 「むきゅん! どなたかしら!」 三人で騒いでいると、どこからか例のぱちゅりーがやってきた。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「ゆっくりしていってね!!!」 「だが断る。」 「おにさーんはだまっててね!」 はいはい黙ってますよ。ゆっくりはゆっくり同士。俺は人間と話すさ。 「ぱちゅりーはすごいゆっくりだね! ゆっくりのみらいのためにこうどうするなんて!」 「れいむたちもゆっくりおうえんしてるよ!」 「むきゅん! ぱちゅりーたちのうったえがとおれば! ふとうにいじめられるゆっくりはいなくなるわ!」 「すうこうなもくてきのためにがんばるんだねー。わかるよー」 「ゆっくりにもせんきょけんを! ゆっくりにもじんけんを!」 「ゆっくりのゆっくりによるゆっくりのためのとかいはなせいじがひつようだわ!」 中々盛り上がってるじゃないか。俺は近くの暇そうな加工所の職員を捕まえて疑問に思ってた事を聞いてみた。 「てっきり駆除とかされてると思ったんですが、やらないんですか?」 「って言いましてもねえ~。マスコミが大々的に放送してますし。強制的な手段に訴えるのはちょっとねえ・・・ それに捕まえる口実がないんですわ。あいつら元飼いゆっくりなんで上手く生きてるみたいで・・・」 成程成程。確かに口実が無ければ流石にゆっくりと言えど捕まえるのは難しいだろう。 「むきゅん! あなたがあのまりさとれいむのおにーさんね!」 なんか血縁関係みたいな言い方だな。まあ突っ込むのはメンドイからいいや。 「うんそうだよ。どうしたの?」 「まりさとれいむにひどいことしないでもらいたいわ! しょうがいざいよ!」 チクられたか。遠くであの二人がニヤニヤしながらこちらを見ている。 「「おお、ぶざまぶざま」」 「いやあれはどうかんがえてもスキンシップだね。」 「うそつきは、うさぎのはじまりだわ!」 「あーあーキコエナイキコエナイ!」 「ゆっくりもにんげんとおなじようにあつかうべきだわ!」 う~ん。全く真実なのでこちらが不利。しかし口喧嘩で負けるのは誰相手でも悔しい。 何か会心の一手は・・・・ん? 「なあぱちゅりー? 人間と同じく扱えって事は、当然刑罰も受けるんだよな?」 「むきゅん! わるいことをしたならばしかたないわね! でもぱちゅりーたちはわるいことなんてなにもしてないわ。」 「あいよ。んじゃ許可取った?」 「む?」 「いや『む?』ではなくてですね。デモ活動には許可が必要なのではないかと思うのですが。しかも公共の場所だし。」 「む・・・むきゅん! な・・・なにいってるのおにーさん! きょかなんてそんな・・・」 「ついでに逮捕されるんじゃないか?無許可だと。」 1分ほど公園は静寂で包まれた。そして誰かの声で静寂は破られた。 「青島・・・確保ォオオオオオオ!!!!!」 加工所の職員は一斉に動き出した。 ジャージの軍団は馴れた手つきでゆっくり達を次々と袋の中に入れていく。 「ぐらいよおおおおおおおおお!!!! ごごがらだぢじでええええええええ!!!!」 「でいぶぼういやああああああああ!!!! おうぢがえるうううううううううう!!!」 「ゆるじでぐだざいおねえざあああああああん!!! ありずははんぜいじでばずうううううう!!!!」 一部トラウマのスイッチが入ったゆっくりも居るようだ。可哀想に。 ついでにぱちゅりーはと言うと。 「主犯のぱちゅりー容疑者緊急逮捕いたしました! 今から連行します!」 「むきゅん! これはふとうたいほよ! べんごしをようきゅうするわ!」 「どうなってるんだぜぱちゅりー! どうしてまりさたちがつかまってるんだぜ!」 「ひもでしばるなんて・・・そんなとかいはなぷれい・・・もえあがるわ!」 こうしてぱちゅりー他幹部たちはパトカーで連行されていった。 他のゆっくりは加工所に連れていかれるようだ。 「だまじだなぱぢゅりいいいいいいいいいいいいい!!!!」 「ゆっぐじじね! ゆっぐじじね! ゆっぐじじねえええ!!!!」 「がごうじょはいやですうううううううううう!!!! ゆるじでぐだざいいいいいいいいい!!!!」 こうして一つの活動家たちの熱き戦いは終わった。政府という大きすぎる壁に挑んだ彼らは皆散っていった。 しかし彼らの意思は受け継がれていくだろう・・・私はそう願いたい。 「おにーさんのせいだよ! ゆっくりはんせいしてね!」 「ゆっくりはんせいしてね!」 なんか怒られてる俺。仕方がないので今日の夕飯はしゃぶしゃぶにしてあげよう。 久しぶりの我が家に戻った俺はニュースを見ていた。 「今日未明、無許可のデモ活動で逮捕されたぱちゅりー容疑者は、調べに対し、『にんげんによるじんけんしんがいだわ! かっこくに、このひどうなこういがしれわたるのをねがってるわ!』などと答えており、容疑に関しては全面否認しております。 なお他のゆっくりに関しては全匹加工所に送られたとのことです。」 大変だね。ホント。 俺は肉を箸で掴むと、鍋の中にすうっと通した。あまりお湯につけないのが俺の好みだった。 「あぎゃいよ! そしておにくをゆっくりたべさせてねおにーさあづいッ!」 鍋の中にすっぽりと入っているれいむが何か言っているが気にしない。しかし鍋を風呂代わりとは失礼な奴だ。 「まりさ。このお肉美味いか?」 隣でキチンと座っているまりさに肉を食べさせてあげた。 「むーしゃ♪ むーしゃ♪! しあわせー♪ ありがとうおにーさん!」 「いいがらだづけでよねばりざ! でいぶおごあづぃ!」 だから喋ると口の中にお湯が入るとあれほど言ってないねそうえば。 「このまえみすてたれいむは、ゆっくりおゆにつかってね!!!」 「だっであればおにーざんがついッ!」 「あーそろそろまりさの番かな」 「ゆ! なにいってるのおにーさん! ゆっくりやめてね! おててをちかづけないでね!」 【あとがき】 まあ虐スレだし。こんなオチになりますね。 by バスケの人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/582.html
飾りの価値は 承 23KB ※俺設定 ※東方オリジナルの設定をほとんど無視します ※4回に分けます 飾りの価値は 承 母れいむが出産してから、およそ1ヶ月経った。 赤ゆっくりたちもピンボール大から、みかんくらいの大きさになっていた。 赤ゆっくりというより、子ゆっくりになっていた。 飾りのないれいむもまた、成長していた。 「おちびちゃんたち!!!きょうもゆっくりおうたをうたうよ!!!」 「「「「ゆ~☆」」」」 今日も巣の中で、母れいむと歌っている飾りのないれいむの姉たち。 「♪ゆ~ゆ~ゆ~ゆっくりしていってね~」 「「「「♪ゆ~ゆ~ゆ~ゆっくちちちぇいっちぇにぇ~」」」」 独特のリズムとメロディで歌う母れいむたち。 当然、その中には、飾りのないれいむは入っていない。 1匹だけ巣の隅っこで、暗い表情で母れいむたちを見つめていた。 飾りのないれいむが、母れいむの近くへ行こうとすると、 れいむの姉たちが、体当たりをしてきて、追い払ってしまうのだ。 母れいむも、それが当たり前かのように飾りのないれいむを無視し続ける。 「ゅぅ・・・ゅっ・・・ぃ・・・」 楽しそうに歌う母れいむたちを、見ていたら、飾りのないれいむも、 あの中に入って、みんなとお歌を歌いたい、とでも思ったのだろうか、 ついボソボソと小さな声で歌っていた。 「ゆゆゆっ!!!にゃんだきゃざちゅおんぎゃはいっちゃよ!!!」 「どぼぢでざちゅおんぎゃはいりゅのぉぉおおぉお!!!!」 「ゆんやあぁああ!!おみみぎゃけぎゃれりゅよぉおおぉお!!!!」 れいむの姉たちは、れいむのか細い歌声を雑音だといい、 ジタバタしながら、ゆーゆーと騒ぎ出す。 「まりしゃはもうゆるりゅしゃないのじぇ!!! ゆっくちできにゃいゆっくちはちねぇええええ!!!」 まりさは、飾りのないれいむに体当たりをした。 ベジッ!!! 吹っ飛ばされたれいむが壁に激突する。 「ゆげぇ!!!」 飾りのないれいむはあまりの痛さに餡子を吐き出した。 「ゆふん!!!まりしゃはつよいのじぇ!!! ゆっくちできにゃいゆっくちはゆっくちちねぇええ!!!!」 まりさは追い討ちをかけるかのように、れいむの体の上に、 圧し掛かり、その場でピョンピョンと何度もジャンプをしていた。 「いじゃいよぉお!!!ばでぃざっぁああ!!! や、や、やべでぇええ!!!!」 飾りのないれいむは、ひたすら叫んでいた。 「ゆゆ~ん!!!くじゅがくるしゅんでるよ!!!」 「ちゅ~ぱ~せーしゃいたいみゅ~!!!」 「れいみゅもやりゅ!!!!」 他の姉たちは、まりさを囃し立てる。 もちろん、母れいむは相変わらず、無言のまま無表情であった。 「ゆっくりただいま!!!」 そこへ、今まで狩りに出かけていた父まりさが帰ってきた。 「ゆっ!!ゆっくりおかえりなさい!!!」 「「「「ゆっくちおきゃえりなしゃい!!!」」」」 母れいむは、さきほどの態度が180度変わって、 笑顔で体をクネクネとしながら、父まりさに挨拶し、 れいむの姉たちも、飾りのないれいむのことなど、 忘れてしまったかのように、父まりさのところへ 駆け寄っていた。 「ゆ~ん!!!おちびちゃんたち!!! ゆっくりしてたかい!!!」 「「「「ゆっくちしちぇちゃよ!!!!」」」」 「きょうはおちびちゃんのためにおいしいおはなさんをたくさんとってきたよ!!!」 「「「「やっちゃぁああ!!!!!」」」」 巣の中で、ワイワイと騒ぎ出す姉たち。 「ゆゆ~ん!!!まりさはさいこうのおとうさんだよ!!!」 と、うっとりしながら父まりさの頬にす~りす~りする母れいむ。 「ゆん!!!れいむもこんなにかわいいおちびちゃんを うんでくれたからさいこうのおかあさんだよ!!!」 父まりさも母れいむも褒め称える。 「「「「ゆっ!!!きゃわいくちぇごみぇんにぇ!!!」」」」 そして、条件反射のように自身の可愛さをアピールするれいむの姉たち。 「れいみゅもおとうしゃんとしゅ~りしゅ~りすりゅ!!!」 「まりちゃも!!!」 「れいみゅも!!!」 「みんにゃでにゃきゃよくしゅ~りしゅ~りすりゅのじぇ!!!」 父まりさのまわりに、母れいむと子供たちが集まり、す~りす~りをし始める。 「「みんな!!!きょうもゆっくりたのしいね!!!」」 「「「「ゆ~☆」」」」 父まりさと母れいむたちは、子供たちと一家団欒の時を過ごし、 それは誰の目から見ても、ゆっくりした光景であった。 そんなゆっくりした光景の中に、当然、飾りのないれいむはいなかった。 これ以上、姉のまりさの体当たりを食らわないようにと、 ただ、ひたすら、痛みに耐え、声を出さないようにひっそりとしていた。 れいむの姉たちは、もう飾りのないれいむのことなど眼中にないのに・・・。 晩御飯は父まりさが取ってきた花であった。 野生ゆっくりにとって、花の蜜は、自然界で唯一手に入れることが出来る、 甘味であった。 「おはにゃしゃんはゆっくちできるのじぇ!!!」 「れいみゅうれちーちーでりゅよ!!!」 「まりしゃも!!!」 「ちゅ~ぱ~うれちーちーたいみゅ!!!はじまりゅよ☆」 巣の中央で、山盛りになった花を見て、感動のあまり、しーしーを漏らすれいむの姉たち。 我先にと言わんばかりに誰もが花に近づき、父まりさに礼も言わず、ひたすら食べ始めた。 「「「「む~ちゃむ~ちゃ ちあわちぇ!!!!」」」」 子供たちが花を食べて、ゆっくりしている姿を見て、満足する父まりさと母れいむ。 れいむの姉たちが花を食べるのに集中している隙に、 父まりさが飾りのないれいむのところへ向かった。 「ごめんね・・・おはなさんはあれだけしか・・・とれなかったんだよ・・・ だから・・・これで・・・がまんして・・・ね・・・」 と、飾りのないれいむに、いつもの苦い草を置いていく。 飾りのないれいむは、生まれてからずっとこの苦い草しか口にしたことがなかった。 れいむの姉たちとて、あの山盛りになった花をすべて食べられず、 たくさん残すことは、いつものことなのに、父まりさは、 飾りのないれいむには、いつもこの苦い草しか食べさせなかった。 「おとうさん・・・ゆっくりありがとう」 飾りのないれいむは、少し笑みを浮かべて、父まりさに礼を言った。 れいむの姉たちは、子ゆっくりになるというのに、 未だ舌足らずな赤ちゃん言葉で話すのに対して 飾りのないれいむは、すでに赤ゆっくり特有の舌足らずな感じもなくなっていた。 「ゆ・・・くり・・・して・・・いって・・・ね」 父まりさは、いつもと変わらぬ、よそよそしい態度で、飾りのないれいむを見ようともしない。 そんな光景を見て、母れいむは、いつもと同じ態度のままだった。 飾りのないれいむは、こういう生活を生まれてからずっとしていた。 母からは無視されて、姉たちからいじめられ、父からはよそよそしくされて、 飾りのないれいむがゆっくり出来る日は一度もなかった。 それでも、飾りのないれいむは、信じていた。 いつか、家族みんなでゆっくり出来る日が来ると言うことを。 そんなある日。 母れいむは群れのゆっくりたちのところへ、 子供たちを見せに行き、いかに自分の子供たちがゆっくりしているのかというのを、自慢する。 子供たちも、自身の可愛さをアピールし、群れのゆっくりたちは、みなゆっくりしていた。 もちろん、飾りのないれいむは、除け者にされていた。 「ゆぅ・・・れいむもみんなとゆっくりしたいよ・・・」 れいむは暗い表情で下を向き、溜息交じりに呟いていた。 「おちびちゃん・・・」 そんな中、木の陰から、父まりさの声がした。 不思議に思ったれいむは、1匹で声がした方へ向かっていった。 そこには、父まりさがいた。 「おとうさん!!!」 れいむは喜び、父の名を呼んだ。 「しずかにね・・・ゆっくりしずかにしてね・・・」 父まりさは、焦りながら、周りをキョロキョロと見回して、 誰も気づいていないことを確認した。 「おちびちゃん・・・いつも・・・にがいくささんばかりで・・・ ごめん・・・ね・・・」 いつもと同じよそよそしい態度だが、今日の父まりさは何か違っていると 飾りのないれいむは感じた。 「ゆっ!!!れいむ!!!おとうさんがくれるものなら、 なんでもおいしいよ!!!いつもありがとう!!!」 れいむは、父に向かい、満面の笑みで返した。 「きょうは・・・その・・・おわびで・・・ ふたりだけで・・・あまあまさんを・・・たべにいこうね・・・」 今までよそよそしい態度だったお父さんが、 初めて優しくしてくれた。れいむは嬉しかった。 涙が自然と流れてきた。 やっと、れいむも、みんなとゆっくりできるのだと思うと、 涙が止まらなかった。 「お、お、おとうさん・・・ゆっくりありがとう・・・ で、で、でも・・・あまあまさんは・・・ みんなで・・・たべたほうが・・・おいしいよ・・・ みんなでたべにいこうよ・・・」 そんなれいむを見て、困り顔の父まりさ。 「じゃ、じゃあ、ふたりであまあまさんを・・・ とりにいこうか・・・おうちにもってかえって・・・ みんなでたべよう・・・ね・・・」 れいむはとりあえず、そうしようと思った。 あまあまさんをたくさん持って帰ったら、 お母さんもまりさたちも自分に優しくしてくれるはずだと。 「ゆっくりりかいしたよ!!!」 父まりさと飾りのないれいむは、 人気のない森の奥深くへドンドン進んでいった。 出発した時には日は高く上っていたが、 今は、日が山に半分くらい沈み、綺麗な夕焼けが見えていた。 れいむはその光景を綺麗だと思い、眺めてながら、 ゆっくりと父まりさの後へついていった。 「ここだよ・・・おちびちゃん・・・」 れいむは、ある洞窟の前に連れて来られた。 「ここに・・・あまあまさんがあるよ・・・」 父まりさは、なぜか辺りをキョロキョロして、ビクビクと震えていた。 「やった!!!あまあまさんだよ!!!ゆっくりできるよ!!!」 そんな父まりさとは裏腹に、れいむはピョンピョンとその場で飛び跳ねた。 「おちびちゃん・・・よく・・・きいてね・・・ おとうさんは・・・あまあまさんのほかに・・・ きょうの・・・ごはんをとってくるから・・・ れいむは・・・ちょっと・・・ここでまっててね・・・ どうくつのなかは・・・あぶないから・・・ ひとりではいったら・・・だめだよ・・・」 と、この場にいるのがとても怖いとでも言った様な様子で、 今にも泣きそうな表情で、体を後ろに後ずさりしながら、 徐々にれいむから離れていく父まりさ。 「ゆっくりりかいしたよ!!!おとうさん!!! ごはんさんいっぱいあつめるのがんばってね!!!」 と、割れんばかりの声で叫ぶれいむ。 「じゃ、じゃ、ゆっくり、ま、まっててねぇええええええ!!!! ゆ、ゆ、ゆんやぁああああ!!!! こわいよぉおおおおぉお!!!!!ぉうちかえるぅうぅううっぅ!!!!!」 まりさはしーしを漏らしながら、全力疾走で森の中へ走っていき、消えていった。 「ゆっくりいってらしゃい!!!!」 れいむは笑顔でおさげをピコピコと上に振って、父まりさを見送っていた。 れいむは、笑顔で待ち続けた。 父まりさが戻ってくるのを。 お父さんと一緒に、あまあまさんを持って帰り、 おうちにいるお母さんと姉たちの笑顔を思い浮かべながら、 ずっと待っていた。 「♪ゆ~ゆ~ゆ~ゆっくりしていってね~」 そんなことを思い浮かべていると、嬉しくなり、 いつも母れいむと姉たちが歌っている歌を口ずさんでいた。 「むきゅぅうぅ!!!!なにやってるのぉお!!!れいむぅ!!!!!」 れいむが声が聞こえた方へ振り向くと、 参謀のぱちゅりーが息を切らしながら、 そこにいた。 ぱちゅりーは薬草を取りに、森の奥深くまで来ていた。 時間を忘れて薬草を取っていたら、もう夕方なので、 そろそろ巣に帰ろうとした時、なんだかゆっくりの歌声が聞こえたので、 誰かいるのだろうかと思い、やって来たら、 飾りのないれいむが、たった一人で呑気に歌を歌っていた。 そして、この洞窟を見た瞬間、ぱちゅりーは絶叫していた。 「こんなあぶないところにいちゃだめでしょぉおぉお!!!!!」 れいむは不思議に思った。 「ぱちゅりー、ここにはあまあまさんがあるんだよ!!! おとうさんがいってたんだよ!!!」 ニコニコと笑っているれいむ。 「そんなところにあまあまさんなんかあるわけないでしょぉおぉ!!! そこはどうくつはれみりゃのすのまえなのよぉおぉお!!! はやくにげるのよぉぉおぉおおお!!!」 ぱちゅりーは、冷や汗を垂らしながら、叫んでいた。 「ぷくぅー!!! なにをいってるの?ここにはれみりゃなんかいないよ!!! ぱちゅりーはけんじゃなんでしょ!!!ゆっくりりかいしてね!!!」 頬を膨らませて、ぱちゅりーを睨みつけるれいむ。 「ああ、も、も、もうしかたがないわぁ!!!!」 れいむのところを駆け寄り、れいむのおさげを口にはくわえたぱちゅりー。 嫌がるれいむをよそに走り出した。 「はなしてぇえええ!!!れいむはおとうさんとあまあまさんをとるのぉお!!! はなしてぇえええ!!!れいむはおかあさんとみんなでゆっくりするのぉお!!!」 下腹部をブルンブルンと震わせて、ジタバタするれいむ。 辺りはすっかり暗くなり、もう夜になっていた。 それでも、ぱちゅりーたちは、まだ群れのところへ戻っていなかった。 「はなしてぇええ!!!れいむはおとうさんといっしょに」 「う~う~あまあまだど!!!!」 空かられみりゃの姿が見えた。 「れ、れ、れみりゃだぁああああ!!!!」 れいむの悲鳴を聞いたぱちゅりーは、顔が真っ青になり、 とにかく逃げようと、一心不乱に走り出した。 しかし、れみりゃの方が早くて、ドンドン間合いを詰めて行く。 「う~あまあま☆」 れみりゃは右手を伸ばし、ぱちゅりーたちを掴もうとした。 「ゆんやぁぁあああああ!!!!!!!」 れいむが叫んだ次の瞬間、 「どすすぱぁっぁああく!!!!」 チュドゴォォオオォン 轟音と共に、眩しい光の塊がれみりゃを直撃した。 そこにはドスまりさが立っていた。 「むきゅぅ。どすぅ・・・」 ドスの姿を見て、 ぱちゅりーは疲れ果てたのだろうが、その場で倒れこんだ。 「ぱちゅりーがおそくてしんぱいしたから、むかえにきてよかったよ!!! でも、どうしてれいむまでいるの!!!こんなところへこどもがきちゃだめだよ!!!」 ドスは安堵の表情を浮かべた。 「どす!!!ぱちゅりーはひどいんだよ!!! おとうさんといっしょにあまあまさんをとるはずだったのに!!!」 れいむは再びドスに向かって、ぷくーと頬を膨らませた。 「えっ!?まりさ? たしか、ここにくるとちゅうさけびながら、すにもどっていたけど・・・」 れいむはドスに言った。 「おとうさんがどうくつのまえでまってて、いったから、 れいむはずっとまってたんだよ!!! それをぱちゅりーが、 おとうさんがあまあまさんがあるっていっていたところが、 れみりゃのおうちとかいいだして!!!れいむはおこったよ!!!ぷんぷん!!!」 ドスは信じられないという表情で、口をポカーンと空けていた。 「れいむ・・・もっとゆっくりおしえてくれるかなぁ・・・」 次の日。 「ゆんやぁぁああああ!!!!じにだぐないよぉお!!!! だれがぁぁああ!!!!だずげでぇええぇええええ!!!!!」 父まりさが、縄で柱に括り付けられて、泣き喚いていた。 その隣には、同じように母れいむもいた。 「どぼぢでごんなごどずるのぉおぉお!!!! でいぶばゆっぐりじでるんだよぉおぉおぉおぉお!!!!」 この2匹を囲うように、群れのゆっくりたちが、彼らを見つめていた。 昨日の夜、飾りのないれいむが、ドスにすべてを話し、 父まりさと母れいむを取り調べたところ、事実が判明した。 これ以上、飾りのないれいむを見たくないという理由から 父まりさと母れいむは、飾りのないれいむの殺害を計画した。 まず、母れいむが子供たちを使って、群れの注目を集めて、 その隙に、父まりさが飾りのないれいむを、れみりゃの巣の前まで連れて行った。 飾りのないれいむは、遊んでいる時に、 親の目を盗んで、誤って森の奥深くまで、 入ってしまい、れみりゃに襲われたと言う事故に見せかけようとしたのだ。 最初、ドスが父まりさと母れいむが問い詰めた時、 「そ、そ、そんなことはいってないよ・・・ こ、こ、このこのいっていることはうそだよ・・・」 汗をかきながら、挙動不審な態度を取る父まりさ、 「ゆ~おちびちゃんんん!!!れいむはしんぱいしてたよ☆」 営業スマイルのれいむ。 最初は、2匹ともしらばっくれていた。 どうせ、証拠はないのだから、このままやり過ごせば、 なんとかなると思っていた。 れいむの姉たちも、 両親同様、知らぬ存ぜぬと通していたが、 ぱちゅりーから、このままでは自分たちも死刑になると脅し、 本当のことを話せば、まりさたちの命は助けてやると言ったら、 手のひらを返したかのように、 「あのゆっくちできにゃいゆっくちがちんだら、 みゅれのゆっくちがみんにゃまりしゃたちにきゃわいそうだきゃらって、 ごはんしゃんをもっちぇくるっちぇいっちゃのはおとうしゃんとおきゃあしゃんなのじぇ!!!」 「きのうは、みんにゃのちゅうもきゅをあちゅめりゅようにきゃわいくうちゃえって、 おとうしゃんとおきゃあしゃんがれいみゅたちにいっちゃんだよ!!!」 「だきゃら、まりしゃたちはいっしょうけんみぇいにうっちゃっちゃのに!!!」 「あのゆっくちがいきちぇたらいみがにゃいことをしりゃないばきゃおやはゆっくちちね!!!」 ペラペラと喋りだした。 子供たちの証言により、ドスは父まりさと母れいむに死刑の判決を下したのだ。 飾りのないれいむは、 必死になって、ドスやぱちゅりーに両親を助けるように説得をした。 「れいむがわるいんだよ!!!れいむはうそをついたよ!!! れみりゃのどうくつにあまあまさんがあるなんて、おとうさんはいってないよ!!! あれはれいむのうそなんだよ!!!ゆっくりりかいしてね!!! だから、れいむをかわりにしけいにして!!!おとうさんとおかあさんはわるくないんだよ!!」 ドスやぱちゅりーは、 こんな純粋な心を持った子供を殺そうとした父まりさと母れいむが許せなかった。 それに、こんなゆっくり出来ないことを考えるゆっくりは、群れの秩序を崩壊させる。 そう思い、れいむの願いも虚しく、死刑の判決は覆らなかった。 父まりさと母れいむは、串刺し刑に決まった。 柱に括り付けられた2匹の周りに、口に木の枝をくわえたゆっくりたちが囲み始めた。 「やべでぇえぇえええ!!!! ばでぃざばわるぐないよぉおぉぉおぉお!!!! わるいのばぁああ!!!! かざりのないゆっぐりだよぉおぉおぉ!!! あいつがうまれでごなげればぁああ!!!! みんなだっでぇえええ!!! あんなゆっぐりでぎないゆっぐりがうまれだらっぁああ!!! おなごどずるでじょぉぉおぉお!!!」 「ぞうだよぉぉぉおおお!!! でいぶだぢだががっぁぁああ!!! わるいんじゃないよぉぉお!!! みんなだっでぇええええ!!! おちびじゃんだぢがぁぁああ!!! あのかざりのないゆっぐりをいじめでるのぉおぉ!!! みでみぬぶりじでだじゃないぃいぃい!!!!」 周りのゆっくりたちは、 父まりさと母れいむの言うことに反論できないから、 気まずい空気が流れ、彼らと目を合わせようとしない。 みな木の枝をくわえているが、彼らを刺すことに躊躇いがあった。 「もうやめてね!!! おとうさんもおかあさんもじゅうぶんこりたはずだよ!!! れいむはみんなにいじめられたことなんかきにしていないから、 はやくたすけてね!!!」 ドスとぱちゅりーに懇願するれいむ。 こんな状況でも両親を助けようとする。 「みんなだっでぇええ!!!! あのゆっぐりにぃぃいい!!! ごんあいじめがいいどがっぁあああ!!! あんないじめがいいどがっぁあああ!!! でいぶだぢにぃいぃ!!! いろいろどぉぉおいっでだのにぃい!!!!」 と、母れいむが叫んだ。 次の瞬間、周りのゆっくりたちは、 物凄い形相で、母れいむを睨み、 木の枝を力強くくわえて、一直線に走り出した。 これ以上、何か喋られると、今度は自分たちが危ない。 そう感じたのであろう。 しかも、そのゆっくりの中には、れいむの姉たちも混ざっていた。 ザグッ!!! ザグッザグッザグッザグッザグッザグッザグッ!!!! 「ちねぇぇえええ!!!ゆっくちできにゃいゆっくちはちねぇえええ!!!! 」 先頭切って、いじめていたまりさは、母れいむの右目に木の枝を突き刺した。 「ゆげぇぇええ!!!いじゃいいいぃいっぃいぃいい!!!!」 れいむの体に数え切れないくらいの木の枝が刺さっていた。 「おかあざんんん!!!!ゆっぐりぃいい!!!」 飾りのないれいむは体を弾ませながら、母れいむのところへ駆け寄った。 体中が裂け、餡子が物凄い勢いで漏れている母れいむ。 「おがあざんんんん!!!れいむがなおしてあげるねぇえ!!! ぺ~ろぺ~ろ」 れいむは泣きながら、母れいむの傷口を舐めた。 「やべろっぉぉおぉおおおお!!! ゆっぐりでぎないぃい!!!! おかざりのないゆっぐりばゆっぐりでぎないいぃい!!! でいぶのがらだがぁああああげがれるぅうぅううう!!!!」 が、そんなれいむに返ってきた言葉は無情だった。 ここまで献身的に接しても、母れいむはれいむのことを嫌っていた。 「じねぇえぇえええ!!!おまえばじねぇえええ!!! おまえのぜいでぇえええ!!!! おまえのぜいでぇえええええええ!!! ずべでおまえのぜいだぁぁぁあああああ!!!! じねぇええええええ!!!!! じねぇえええええ!!!!!!! じねぇえええええええええ!!!!!」 母れいむは睨み続けた。 その顔はゆっくりとはかけ離れていた。 まさに鬼。地獄を見てきたかのような修羅の形相。 そんな視線で飾りのないれいむを見てきた。 今まで、飾りのないれいむには、 無表情か作り笑いしかしてこなかった母れいむが初めて見せた感情。 それを見て、れいむは、初めて分かった。 自分は嫌われていたのだ。 生まれていた時から嫌われていたのだと。 飾りがないということだけで。 それが分かった瞬間、れいむは呆然とした。 自分が信じてきたものは・・・。 すべて妄想だった。適わぬ夢物語だった。 「おまえばぁぁぁぁあああ!!!! ゆっぐりじねぇぇっぇえぇぇえkぇrkfhkjrvんkmfcbsyhねrtvm」 バビュン!!!! 母れいむの頭が、怒りのあまり、 頭に餡子が溜まりすぎたため、爆発した。 辺り一面に黒い餡子が飛び散る。 体に刺さった無数の木の枝より、 飾りのないれいむに体を舐められたことの方が、 母れいむにとって、耐え難い苦痛だったのだ。 「で、で、で、でぃぶうぶぅうぅううぅ!!!! ゆんやぁぁあああああ!!! ゆっぐりでぎないぃいいぃ!!!! もうやだぁあああ!!!おうちがえるよぉお!!!」 最愛の妻の憤死を目の当たりにし、 体中から、いろんな液体を分泌させて、 体をジタバタともがく父まりさ。 母れいむの残骸から、餡子が止め処なく流れていくと、 小さい赤いリボンが出てきた。 れいむが生まれる前に母れいむのまむまむに残してきたものである。 呆然としているれいむだったが、何気なく、リボンをすくい上げ、 頭にリボンを置いた。 「え!?で、で、でいぶなの・・・おまえ・・・でいぶだっだの・・・」 父まりさからそんな言葉が出てきた。 父まりさだけでなかった。 「あれはまりしゃのいもうちょなのじぇ!!!」 「どぼぢでれいみゅがあんにゃちょこりょにいりゅのぉおぉお!!!」 「ゆんやぁああああ!!!!おきゃじゃりのにゃいゆっくちはれいみゅぢゃったにゃんちぇ!!!」 「しょんにゃ!!!まりしゃたちはいもうちょをいじめちぇいちゃの!!!!」 れいむの姉たちも、信じられないと言った顔をしていた。 彼らだけではない。 ドスとぱちゅりーを除く、すべてのゆっくりが唖然としていた。 群れのゆっくりたちは、飾りのないれいむのことを、 ゆっくりできないゆっくりとしか思ってなかった。 決して、飾りのないれいむであると認識していなかったのだ。 そして、れいむもまた、気づいてしまった。 今までドスとぱちゅりー以外から、れいむの名前を呼んで話をしていないことに。 「みんな!!!いいかげんにして!!! れいむはれいむでしょ!!! なんどいったらわかるの!!!!」 ドスは叫んでいた。 飾りがなくてもどう見てもれいむはれいむではないかと。 「むきゅ・・・」 ぱちゅりーは何か哀しそうに群れのゆっくりを見つめていた。 ぱちゅりーは他のゆっくりとは違い、知能はドスに近い。 だから、飾りのないれいむをれいむだと認識していたが、 群れのゆっくりたちが、ここまで、飾りがないとどの種類のゆっくりかも、 理解できないとは・・・と情けないと思っていた。 実は、ドスとぱちゅりーは、群れのゆっくりたちに、 何度も飾りのないれいむはれいむだということを教えていたが、 今に至っても、誰一人、認識していなかったのだ。 そして、飾りをつけた瞬間、みな誰もが、理解した。 「そんなに・・・そんなに・・・ おかざりさんがないと・・・ れいむのことを・・・ れいむだってりかいしてくれないんだね・・・ れいむは・・・ なんども・・・なんども・・・ じぶんのなまえをいったのに・・・ もういいよ・・・ れいむはゆっくりりかいしたよ・・・ れいむはもう・・・」 下を向いたまま、れいむは喋っていた。 そして、頭につけていたリボンをお下げで掴み、 それを地面に叩き付けた。 「ゆっくりりかいしたよぉぉおぉ!!! みんなからきらわれてたんだねぇえええ!!! みんなれいむのことがだいきらいなんだねぇえええ!!!! おりぼんさんがないだけでぇえええ!!!! どぼぢでそこまでれいむのことをきらうのぉぉおぉ!!! れいむはれいむなんだよぉぉお!!! どぼぢでわがらないのぉぉぉおおおぉ!!!!!!」 泣き叫ぶれいむの声が、森に響き渡る。 「ドス・・・ぱちゅりー・・・ れいむはでていくよ・・・ みんなからきらわれてるから・・・ でていくよ・・・」 ドスとぱちゅりーは困った顔していたが、何も言えなかった。 言いたくても言えなかった。 恐らく、れいむにとって、この群れでの生活は、 もう無理だとわかったから。 例え、群れのゆっくりたちが、このリボンをつけて、れいむだと認識したとしても、 れいむの受けた心の傷はもう癒せなかったから。 「あ、あ、・・・。れいむ・・・。」 ドスが言葉を詰まらせながら、れいむの名を呼ぶと、 「みんな・・・ゆっくりしていってね」 飾りのないれいむは、そういい残し、 ピョンピョンと飛び跳ねて、森の奥深くへ行ってしまった。 れいむは、泣きながら走っていた。 すべてを忘れるために、この故郷での出来事を忘れるために、 ゆんゆんと泣きながら、後ろから聞こえてくる父まりさの悲鳴を聞きながら、 ただひたすら走り去っていった。 続く。 あとがき 後半、駆け足過ぎた? 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5 ふたば系ゆっくりいじめ 192 長寿と繁栄を・・・前編 ふたば系ゆっくりいじめ 200 長寿と繁栄を・・・後編 ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか? ふたば系ゆっくりいじめ 231 長寿と繁栄・・・完結編 ふたば系ゆっくりいじめ 236 ユグルイ その6 ふたば系ゆっくりいじめ 243 死すべき生物 ふたば系ゆっくりいじめ 250 ゆっくりSSをれいむに読ませてみた ふたば系ゆっくりいじめ 263 飾りの価値は 起 挿絵 byM1 ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る お飾りのないれいむ美人じゃん!!れいむをいじめなければこうならなかったのに・・・ 群れのみんなも、いじめのしかたを、教えなければこうならなかったのに・・・・ 死んで苦しんで地獄にいってれいむに、見捨てられればいいのに・・・ -- 2016-04-05 21 52 50 ↓ゲスの群れとか攻めて来そうだな -- 2016-02-16 22 30 50 ドスとパチュリーとお飾りのないゆっくりで 群れを作るべきだ -- 2014-12-16 16 10 15 障害者には2通りあるんだ、まずは障害を持っているが自分に出来る事を頑張ろうとする純真な奴 もう一つは障害者であることを盾にするドス黒い社会の障害者の二通りだ -- 2012-12-17 19 39 11 ↓↓↓毎日のように、「不特定生物」によって自滅に近い惨死を遂げてる、 ひ弱で無力で、自分をむしろ害するような中途半端な知能しかない饅頭に、そんな高等な機能がついている訳がないと思うんだが……。 存在自体が道化にすぎないゆっくりが、その生態からしていかに愚かで性悪かが具現しただけの特徴だと思う。 -- 2012-09-02 00 03 12 ↓何その大怪獣決戦wwwもちろんドスとパチュリーは新たな群れを作りいなくなる、いなくなる直前きっと糞饅頭どもはドス何ていなくても平気だよだからお飾りがないゆっくりをゆっくり出来るゆっくりといってるバカなドスはさっさとでていってのたれしぬんだじぇとか言ってるに違いない -- 2012-07-06 17 49 57 このあとこの群れはれいぱーちゃんや糞豚饅頭やらキチガイの人たちがランチキ騒いで ぜんっめつ!したとさ!お~しまいっ! -- 2012-05-19 01 45 57 ↓↓飾りのないゆっくり=障害を背負った方々(←ごめんなさい) ドラマやらなんやらで何かと障害者って周りから冷たい目で見られてるよな? 飾りのないれいむも似たようなもの。 飾りが1匹1匹を判別する手段にあるなら、ゆっくりに扮した不特定生物によって絶滅を回避するための防衛手段じゃないかな?顔で識別するなら、飾りの有無関係なく識別するからさっきもいったように不特定生物に絶滅しかねないからね。 じゃあ、飾りまで似せてあったら? ゆっくり特有の材質で作られるだろうな、タンパク質でもなく、本物の布でも作られてない、なんかだと思う。 -- 2011-12-30 02 57 39 ドスはこの群れ滅ぼしてパチュリー・飾りの無かったれいむと新しい群れを作りに行くべき むしろこの群れ全員惨殺希望 -- 2010-09-27 16 00 10 どうしようもない無能ドスだな 飾りの無いゆっくりはゆっくり出来ないという当たり前の事を 考慮しないから群れに歪みが生じているのに -- 2010-09-07 03 02 39 被害者面する屑共ほど腹が立つものもなかなかないな 飾りの件も虐めの件もテメエらが加害者側の癖に -- 2010-08-26 20 26 00 やだ・・このドスカッコいい・・ -- 2010-06-04 03 17 23
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1900.html
ちょっとした憂さ晴らし 7KB 虐待-普通 小ネタ 野良ゆ 現代 虐待人間 mata ちょっとした憂さ晴らし マーラーあき 過去書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 716 中華料理店 麻辣 ふたば系ゆっくりいじめ 726 16匹の子まりさ 甘味処 ゆうか ふたば系ゆっくりいじめ 806 16匹の子まりさ11/16 ふたば系ゆっくりいじめ 820 私立! 亜瑠徒中学校野球部 ふたば系ゆっくりいじめ 832 私立! 亜瑠徒中学校野球部~マネージャー編~ ふたば系ゆっくりいじめ 847 美味しい水羊羹の作り方 ふたば系ゆっくりいじめ 895 ゆっくり童話~まりさ太郎~ ・今回も小ネタです、大抵イジメ止まりだから今回は1ランク上を目指してみる ・何でか知らないけどちょっと休もうと思った途端に「これ面白いかも」とか思ってss書いて・・・何やってんだ自分^^; ・最近自分は長編には向いてないとか思いだした・・・でも書きたい、書いてみたい ―――とある昼下がり 営業回りに出ていた会社員が公園で休んでいた・・・ 「・・・はぁ」 「今日も取引成立せず・・・か、やっぱりこの不景気に保険に入ろうって人は居ないのかな」 会社員はもう一度溜息をはき、タバコに火を付けた。 「・・・フゥー」 この公園には灰皿がないから代わりに缶コーヒーの空き缶に灰を落とす。 「このまま戻ったら・・・またどやされるよなぁ・・・(スゥー、フゥー)」 そして短くなったタバコを空き缶に入れ、またタバコに火を付ける。 それと同時に買っておいた缶コーヒーのプルを空ける。 「ッグ、ッグ、ッグ・・・ップハ」 そしてまたタバコ・・・と先ほどからこれを繰り返していた。 「このままぼやいてても仕方がないし・・・これ吸い切ったら仕事に戻るか」 と、思いコーヒーを飲もうとしたらタバコの頭が会社員の鼻に直撃した。 「アッチィーーーー!」 その拍子に飲んでいたコーヒーと吸っていたタバコは宙を舞った。 「ッツゥゥ、最近こんなのばっかじゃねぇか・・・何か呪われてんのか俺は!」 幸い火傷にはなってない様だと確認し、放り投げたタバコとコーヒーを探す。 「んーっと・・・あ、あったあった」 まずタバコを拾い、コーヒーの缶を拾おうと思った矢先・・・ 「これはれいむのジュースさんだよ!にんげんさんはてをださないでね!」 ゆっくりが現れた。 現れたのは茎付きれいむ1、子れいむ2、茎に付いてるのはれいむ2、まりさ1か どうやら親子らしい・・・ 「あのな・・・それは」 「ゆ!これはれいむのなんだよ!てをだしたらせいっさいっするよ!」 駄目だ・・・聞く耳持ちやしない。 「んー・・・お前、シングルマザーか?」 「そうだよ、れいむはシングルマザーなんだよ!だからあまあまちょうだいね、たくさんでいいよ!」 どうやらゲス化しつつあるらしい・・・ 丁度ムシャクシャしてた所だ、憂さを晴らさせてもらおう。 「分かった、じゃあお前らのゆっくりプレイスまで案内してくれ」 「ゆ?どうして?」 「あまあまが欲しいんだろ?案内してくれたらくれてやる」 「ゆっくりりかいしたよ、じゃあゆっくりついてきてね」 ―――5分後 シングルマザー(笑)のダンボールハウスに到着した。 「ここがれいむのゆっくりプレイスだよ!はやくあまあまちょうだいね!」 「分かった、ちょっと待ってろ」 俺は鞄から缶コーヒーを出し、少量を親れいむに飲ませた 「ごーくごーく・・・に、に、に、にがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 苦くて当然、何せ無糖ブラックだから。 「にがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」(ジョキン) あまりの苦さにれいむが悶えている隙を突き、ハサミで茎を切り落としてやる。 飾りもハッキリしてるし、寝息が聞こえているからまず死にはしないだろう・・・ 切った茎は鞄に素早く入れた、親れいむは気が付いていない。 「あれぇ?口に合わなかったか?(ゴクゴク)こんなに美味しいのに」 ワザとらしい棒読みだがゆっくりにとってはどうでもいいらしく 「ごんなのおいじぐないでじょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 と返される。 コーヒーは余程苦しかったらしく早くも涙目になっている・・・ 叩き甲斐のない奴だ・・・。 「じゃあこれならどうだ?」 昼飯の余りのタマゴサンドを親れいむに差し出した。 「むーしゃむーしゃ・・・しあわせぇー」 と、貪っている隙を突き子れいむ2匹をメントスで眠らせ、懐にしまう。 やっぱりと言うか何と言うか・・・気が付いていない様だ。 「どうだ?腹は膨れたか?」 「ゆ!まだおなかいっぱいになってないよ!はやくあまあまちょうだいね!」 「悪いがもう食い物は持ってない」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉ!」 案の定決まりきった答えだな・・・つまらん。 「れいむはシングルマザーなんだよ!かわいそうなんだよ!だからあまあまちょうだいね、たくさんでいいよ!!」 「シングルマザー?どこが?」 「ゆ?・・・ゆゆ!おちびちゃん、おちびちゃーーーーーーーーーーーーん!!!」 ようやく我が子が居なくなっている事に気が付いた親れいむは必死に呼び、探した。 「どぼじでおぢびぢゃんいなぐなっでるのぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉおぉおお!!」 「俺が知るかよ・・・」 ま、俺が盗ったからだけど。 「おぢびじゃーーーん!おへんじじでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 と、大声で叫んでいる間に再びハサミを手にして親れいむのお飾りのリボンを切り取ってやった。 が、流石にこれには気が付いたらしい・・・ 「がえじで!れいむのおリボンがえじでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 何となくその時の親れいむの顔が気に入らなかったのでズボンのポケットからライターオイルを取り出す。 そして飾りにライターオイルを振りかけ、着火してから返してやった。 「れいむのずでぎなおりぼんざんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 飾りはライターオイルの効果であっという間に燃え尽きた。 「あ゛・・・あ゛ぁ・・・」 そして親れいむが放心している間にタバコに火を付け、吸い始める。 「フゥー・・・」 そしてある程度吸った所で、火のついている方を親れいむのまむまむに刺してやった。 「あ゛・・・っぎゃぁぁぁぁぁっぁあああああああああああああああ!」 すかさず抜いてもう一度タバコに火をつけ、今度はあにゃるに刺してやる。 「っぎ、あづぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」 「ゆ゛っ・・・ゆ゛ぐっ・・・」 親れいむは泡を吹き倒れた・・・が、まだ俺の気が晴れていない。 今度はもう一度ハサミを持ち、奥歯から順に歯を抜いてやる 抜くと言っても、歯茎ごと切り落とすのだが・・・。 噛まれない様に手ごろな木の枝を口の中にあてがい、作業に入る。 「あ゛がぁ、ふがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 よっぽど痛いらしく、常に声を出し続けている・・・ ま、止めないけど。 上顎の歯を切り落とし終わる頃には白目を向いて気を失っていた。 意識が戻る前に下顎の歯も切り落とす。 両顎の歯を切り落とし終わった頃に、ようやく親れいむの意識が戻る 「ふぇ、ふぇいふにょふぁぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ようやく気が晴れた俺は、その言葉と同時に再びタバコに火を付け、吸いだした。 「ふぁえふぇ!ふぇいふにょふぁふぉふぁえふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 「はあ?何言ってんのかわかんねぇよ!」 大体分かるけど聞く気はないとばかりに軽く蹴りを入れて転がしてやる。 「い、いふぁいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・」 「あーあ、上着もズボンも汚れちまったよ・・・」 そう言いつつ、親れいむを持ち上げて、ライターを取り出す。 「汚したのはお前なんだから、責任取れよ」 そう言って、親れいむの足をライターで焙り始めた。 「あふぁ、あふぁいいぃぃぃぃぃぃぃいぃいぃ!!!!(ドサッ)ふふぇっ!」 そして香ばしい香りがしだした辺りで、地面に落としてやる。 「さて、楽しんだし戻ると・・・っと、灰皿灰皿」 辺りを見渡し、そういえばここに灰皿は無いんだったと思い出した・・・ 「あ、これでいいか」 短くなったタバコは、親れいむの片目にジュゥゥゥっという音を立てて刺さった。 生きてはいるみたいだが落とした衝撃で気を失ったらしく、熱いとは言わなかった。 「じゃあな・・・っと、忘れる所だった」 俺は鞄と懐から子ゆっくりと赤ゆっくりをダンボールハウスの中に入れ、空き缶と一緒に公園のゴミ箱に捨てた。 親の方はこのまま放っておいても長くはないだろうし、せいぜい絶望して貰う事にしてその場を去った。 「さーって、もう少し頑張りますか・・・」 その後、ゆっくりの餡子を落とすのを忘れて営業回りをしていたら3人の鬼井山と契約が成立した・・・ これで部長にどやされる事はないだろう・・・ 良かった良かった。 ~~Fin~~ 中傷、侮辱、批判、感想 何でもどうぞ、たくさんでいいよ! トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 騒がしくしてても食べ物を前にしたゲスシングルマザーには聞こえないだろうな -- 2010-09-11 04 50 11 子れいむが静かすぎるのが気になった -- 2010-08-06 12 58 13 良かったね!良い事すると良い事が返って来るものなのですよ、ゲスのしんぐるまざー(笑)駆除お疲れ様でした 出来れば子ゆと赤ゆも壮絶に虐待して欲しかったです -- 2010-08-06 03 00 31 ゆ虐開運法? -- 2010-07-09 21 42 41
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1097.html
※注意 この小説には以下の要素が含まれています。 現代日本にゆっくりがいます オリジナルキャラが出ます 制裁要素はありません 東方キャラは出ません 「あるカップルの日常 ~我が家にてんこがやってきた~」 知人からゆっくりてんこを譲ってもらった。 飼っていたてんこが十数匹も子供を産み、処分に困っていたそうだ。 ダンボール箱いっぱいに蠢く小てんこ、その数ちょうど十匹。 しばらく楽しめそうだ。 虐待の構想を練りながら、電車に揺られ帰路についた。 ようやくアパートに着いた。 鍵を取り出すため一旦ダンボールを床に叩きつけた。 衝撃で上蓋がめくれ中の様子が見えた。 ゆっくりの鳴き声は五月蝿いので口をガムテープで閉じてある。 普通のゆっくりなら嫌がるところだが、てんこはマゾなので嬉しそうに笑っている。 何体かは顔が紅潮している。 電車や歩く時の振動で発情したのだろう。 玄関を開けると、留守番をしていた彼女と目が合った。 「おかえりー」 「おう」 彼女は揚げ饅頭を食いながら、ゆっくりれいむの頬をつねって遊んでいた。 れいむは半狂乱になりながら「やめてね!!やべでえええええ」と叫んでいる。 もちろん彼女が食っている揚げ饅頭は子ゆっくりである。 俺達の趣味はゆっくりいじり。 なかなか人に言える趣味ではないから俺も最初は黙っていたが 色々あって今では二人仲良くゆっくりをいじめて楽しんでいる。 「ちっちゃいねー」 「好きなの選んでいいぞ」 「じゃあ半分もらうね」 先程までいじっていたれいむの上に座った彼女は 無造作に五匹の小てんこを掴み太腿の上に叩き付けた。 その内の一匹をつまみ、ガムテープを剥がすと 背面から噛り付く。 「ゆきゃあああああああああああああ!!!いちゃい!!いちゃいよおおおおお!!!」 「あ、ちっちゃいから皮もそんなに硬くないよ」 残りの小てんこは驚愕の表情で固まった。 てんこはMなので、つねったり蹴ったりする程度なら快感を得る。 しかし、いくらMといっても命を脅かす状況では生存本能が優先されるのは当然だ。 「あー、これ桃まんの中に入ってる・・ほら、ゴマ入りの中華な感じの餡子だよ」 「う、くどそうだな・・」 「通常種の餡子と違うから口直しにはいいかもねー」 「ゆきっゆきっぃぃっぃいいいいいいぶっ」 彼女は餡子を食べ尽くすと、デスマスクと化した皮を残りの四匹に投げた。 小てんこ達は皮を避け、青ざめた顔で震えていた。 声が聞こえないのはつまらないので全員のガムテープを剥がすことにする。 「「「ゆっくりやめてね!!!ゆっくりやさしくいじめてね!!!」」」 とりあえず一匹踏み潰しといた。 叫んだら同じ目に合わせると教えたら大人しくなった。 小てんこ達を抱えてキッチンへ向かい、フォークとあるものを探すため冷蔵庫を開けた。 まな板の上に乗せられたてんこ達は震えている。 準備が出来たので、適当に一匹つまみあげ皿の上に乗せた。 「よし、今からおまえをいじめてあげよう」 「ゆゆっ!ほんとう!!?」 「本当さ、ゆっくりじっくりいじめてあげるね!」 てんこの顔がたちまちヘブン状態になる。 まな板の上にいるてんこ達にも会話が聞こえていたようで、 先程の表情とは一変し幸せそうな笑顔を浮かべていた。 皿の上でそわそわしているてんこから見えないように 俺はゆっくり作業を進めた。 「ゆううううっ はやくいじめてねええええっ!!」 「あれ?早い方が良いの?ゆっくりいじめようと思ってたのになあ」 「ゆほおおおおおっ ゆっくりっ!!ゆっくりてんこをいじめてね!!」 「はっはっはっ てんこはせっかちさんだね。もうちょっと待ってなさい」 棒読みで語りかけながら、俺はフォークに満遍なくわさびを塗りたくった。 我慢は体に毒。 フォークを掴み、素早くてんこの頭上に構え 「そぉい!!」 ブッ 「ゆきい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛」 一気に突き刺した。 幸せな笑顔から一転、てんこは白目を剥き絶叫をあげる。 フォークを突き刺した所から餡子が飛び出した。 やはり小ゆっくりは生まれて間もないだけあって、皮が柔らかい。 「おー苦しんでるねー」 「ほら、こいつら饅頭だからな。体が甘いもの以外受け付けないだろ? だからわさびが直接餡子に触れるようにしてやったんだ」 「いいねー面白そう。じゃあ私はマスタードでやってみようかな」 てんこの体を襲ったのは快楽ではなく想像を絶する痛みだった。 フォークだけだったら、まだ快感の許容範囲内の痛みだったかもしれない。 しかし、わさびまみれのフォークはてんこの体に苦痛しか与えなかった。 夕方。 スーパーのチラシを見ながら、二人は楽しそうにはしゃいでいる。 「あ、見てみてー!今日スーパーの特売でわさびが安いよ!」 「おー、しょうがやにんにくもあるな。」 彼らの傍にあるダンボールの中には、わさびとマスタードまみれになったゆっくりてんこが詰め込まれていた。 おわり +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 最後まで読んで下さってありがとうございました。 挿絵→gy_uljp00037.png.html 第二YR 以前書いた作品 ゆっくり加工場系19 水羊羹饅頭 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2396.html
ゆっくりしていただけの群れ 11KB 自然界 ほんの少し未来の話 会話劇 黒二行作 【はじめに】 このSSは、ほんの少し先の未来を舞台にしたフィクションです。 単純明快なゆ虐や愛でを求める方には、おすすめ致しません。 【本編】 『ゆっくりしていただけの群れ』 (作・二行) 21世紀に入って30年も経つと、色々とおかしなことが起こるものだ。 人間の世界は相変わらず不景気だが、それでかえって救われたものもある。 たとえば、今私が分け入っている野山だ。 今世紀に成り立ての頃は、どこもかしこも開発ではげ山になっていたそうだ。 しかし、そんな余裕もなくなって幾年月。 機械の手が入らなくなった自然は、皮肉にも繁栄を取り戻している。 私が登っている坂も、そんなほったらかし大自然の一部だった。 道なんてないから、刃物を振り回して草を刈りつつ進む。 はたから見れば、今流行のテロリストと勘違いされそうだ。 別に、無差別テロの予行演習に来ているわけではない。 この山には、今ではあまり見られなくなった、ゆっくりしているゆっくりの群れがあるのだ。 彼らが珍客として地球に現れたのは、今から20年ほど前になる。 ダーウィンを冒涜するために生まれてきたような生物どもは、大きな話題を呼んだものだ。 彼らは、時とともに害獣化するものもいれば、人間に大きな利益をもたらすものもいた。 だが今では、社会の淀んだ空気と同調するかのように、ゆっくり達もまた俯いて暮らしている。 都会の野良ゆっくりなど、死を懇願するものまでいる始末だ。 新聞の風刺画が歩き回っているようで、気味が悪い。 しかし、人と没交渉な群れの中には、牧歌的な集団も残っている。 彼らの馬鹿丸出しでオママゴトっぽい暮らしは、見るものによっては憤慨の対象であろう。 だが、私は特殊性癖持ち。 そんなゆっくりした群れを観察するのが大好きな変わり者なのだ。 だからこそ、たまの休みと引き換えにして、こんな奥地まで出かけている。 山の所有者が、職場のお偉いさんなのも好都合だった。 彼のご機嫌さえ損ねなければ、伸び伸びとゆっくりウォッチングに興じることができる。 まるで種田山頭火の句のように、分け入っても分け入っても深い自然が続く。 道なき道を進んでいると、足元の方からおかしな声が聞こえてきた。 むきゅ、げほっ、げほ・・・。 屈んでそこらの草をかき分けてみると、顔色の悪い饅頭がクリームを吐いていた。 「おいおい、大丈夫か?」 普段は、ゆっくりには決して触れない。 あくまで、自然な観察が信条だからだ。 ただその時は気紛れから、リュックからスポーツドリンクを出し、かけてやった。 利くかどうかは気軽な賭けみたいなものだったが、功を奏したようだ。 ぱちゅりーは、みるみる元気を取り戻し、私を見上げて礼を言った。 「ありがとう、お兄さん! ゆっくりしていってね!!!」 最早記録の中でしかお目にかかれないと思っていた、ご挨拶。 それに触れた私は舞い上がってもいたのだろう、ついつい口からお返事が出る。 「ゆっくりしていってね!!!」 饅頭が、にっこりと笑った。 「それじゃ、ぱちぇは行くわ」 「待て待て、お前こそゆっくりしたらどうだ?」 「そうも言ってられないの。群れがなくなっちゃうのよ!」 私はクリーム饅頭をつかむと、その場に腰掛けた。 胡坐をかき、腿の上にぱちぇを置く。 「ななな何するの?」 「いいから落ち着け、虐めたりしないから」 「むきゅぅ・・・」 「で、なんで群れがなくなるんだ?」 「明日の朝、人間さんがいっぱい来るの。そして、群れを燃やしちゃうの」 駆除か。今では珍しいことだ。 今どき、そんな元気のよい自治体があるとは。 それとも。 「お前達、何やったんだ?」 「むきゅっ。ぱちぇのお話、聞いてくれるの?」 「そのつもりだ。お前はゆっくりにしては、理性的なやつらしいからな」 「ぱちぇを褒めてくれて、ありがとう、人間さん!」 驚いた。 『理性的』という言葉を理解し、感謝まで表すとは。 野生の、しかもこんな山奥のゆっくりに、ここまで物を知っている個体がいる。 「どうやら、(笑)じゃないようだな」 「かっこわらい?」 「ああ、流石に分からないか。それより、話を聞かせてくれ」 「・・・ぱちぇの群れは、ドスの群れよ。 ドスのおかげで、皆、ゆっくりしていたの」 この辺りには何度か来たことがあったが、ドスまりさがいるとは知らなかった。 是非お目にかかりたいと思ったが、口にはしない。 「だけど、ゆっくりしているゆっくりの中にも、ゆっくりしていないゆっくりもいたのよ」 「ゲスという奴か。まぁ、世の常だな」 「中でも、みょんとゆゆこの番は、ひどかったわ。 度々人里に下りては、人間さんのお野菜や食べ物を横取りしちゃうの」 「随分と希少なゲスだな」 私はぱちぇの頭を撫でながら、話を聞いていた。 ゆゆこはいわゆる希少種という奴だが、ゆっくりの中で最も食い意地が張っている。 おまけに吸引力の変わらないただひとつの掃除機のように、辺りのものを吸い込んでしまうのだ。 「人間さんは、ゆっくりしていたわ。 ある日、ぱちぇの群れに来て、もうゆゆこを人里に放さないで欲しいって言いに来てくれたの」 「それは、ゆっくりとしているな。悠長とも言えるが。それで、群れはどうしたんだ」 「ドスがゆゆこに注意して、おしまい」 「で、ゆゆこは反省の色もなく、また人里に被害をもたらした、と」 「その通りよ。むきゅぅ・・・」 「だから、駆除に来るのか」 「いえ、人間さんは本当にゆっくりしてくれたわ。ぱちぇ達よりもゆっくりしていたかも。 ゆゆこさえ差し出してくれれば、群れはそのままにしておいてくれる。 そうまで言ってくれたのよ」 役所にしてみれば、群れを一斉駆除するよりも一体の希少種を捕獲する方がいいだろう。 第一、安上がりだ。 「ドスは、何やってたんだ」 「何もしなかったわ。ゆっくりしていれば、ゆゆこもゆっくりしてくれるって」 「他のゆっくり達は?」 「ゆっくりしていたわ。自分達のゆっくりぶりを見れば、ゆゆこもゆっくりしてくれるって」 ゆっくりは、何かを積極的にやることを好まない。 群れによっては、狩りを一生懸命することさえ忌避される。 まぁ、そんな群れは往々にして長持ちしないのだが。 「自分達は何もしない。ゆゆこは野放し。そりゃあ」 「群れを潰されても、文句は言えないわね・・・。でも」 「なあ、ぱちぇ。ひとつ聞いてもいいか?」 「むきゅ?」 「お前は、何やってたんだ」 「ぱちぇは・・・、ドスの仲間に入れてもらえなかったの。 それでも、ゆっくりしてる場合じゃないって、皆に言ってはいたの」 「聞き入れては、もらえなかった?」 「そうよ。分かってくれたのは、ありすとれいむだけ」 それも、たいしたこともないゆっくりだったのだろう。 ぱちぇの沈んだ表情が、それを物語っていた。 こんな顔を見に、ここまで来たのではなかったのだが。 「ぱちぇ。お前は、何で中身を吐いてまで山を降りようとしていたんだ」 「人間さんのところに、行くつもりだったのよ」 「無茶だな。ゲロ袋と呼んで、お前の種を嫌っている人間も多いんだ。 一歩間違えれば、真っ先に潰されるところだぞ」 「それでも、ぱちぇは、じっとしていたくないのよ! だって、群れがなくなるのよ!」 「ぱちぇ、私が子供だった時に流行った言葉を教えてやろう」 「むきゅきゅ?」 「感動的だな、だが無意味だ」 「むきゅっ・・・」 私は饅頭を持ち上げると、顔と顔を近づけた。 「ぱちゅりー。これからあまりゆっくりできないことを言う。 中身を吐かずに、聞くことはできるか?」 「・・・頑張るわ」 「お前は、良い奴だな。でも、1匹だけじゃ何もできないんだ」 「でも、もしかしたら、お兄さんのように分かってくれる人間さんがいるかも」 「そうだな。何だったら私も一緒に行って、説得を試みるのもいい。 そうすれば、取りあえず、明日の駆除はなくなるかもしれない」 「お兄さん」 「だけどな、きっとまた、同じことの繰り返しだ。 そして時間が経つほど、事態は悪くなる。 前回は、ゆゆこの引渡し。今回は群れの駆除」 ぱちゅりーは口を硬く結んだまま、私の話に耐えているようだった。 「恐らく次は、この辺りの群れが全滅させられる。 だんだんと、疑われるんだ。 全てグルになっているか、ゆゆこが異常に繁殖しているか」 「ゆゆこは、ひとつだけだわ」 「だったら、それを引き渡せば良かったんだ。 それで人里の被害が治まれば、少ない予算を費やしてまで駆除しようとはしない」 寒天の瞳が私を見据えた。 まだ意思というものがあるだけに、悲しい眼差しだった。 「お兄さん、ぱちぇはどうすればいいの?」 「手遅れだ。それを理解することだ」 「・・・だったら、ぱちぇは戻る。お兄さんの言った事、群れの皆に伝えるわ」 私は殊勝な饅頭を小脇に抱えると、登った先にあるだろう群れとは反対の方へ歩き出した。 腕に、それなりの力を込めながら。 「お前は、群れには帰さない」 「どうして? お兄さんは、ゆっくりをいじめてゆっくりする人なの?」 「馬鹿野郎。お前を虐めるのは私じゃない。群れのゆっくりだ」 「むきゅっ」 「話を聞いててよく分かった。お前達の群れは、ゆっくりしているだけの群れだ。 目先のゆっくりを大事に思う余り、明日のゆっくりを潰してしまうアホの集まりだ」 「お兄さんの言うことは、よく分かるわ。でも、それがゆっくりって生き物じゃないの?」 「そうでもないさ。賢明な群れは、ちゃんとある。 ゆっくりするためには、そうじゃないこともやらなきゃいけないと肝に銘じている奴らがな」 「ぱちぇの群れは、お馬鹿さんばかりなのね・・・」 「そうだな。きっと群れに帰ったら、お前は無視されるどころか、また傷付けられる」 私は抱え上げた時、ぱちぇのあんよを見てしまった。 明らかに、枝か何かで傷付けられた痕がある。 「その傷、大方ゆっくりできないぱちぇがどうのって、虐められたんだろ」 「むきゅぅ。でも、ちゃんとぱちぇの話を聞いてくれたゆっくりもいたわ」 「聞いていただけだ。 もし本当に分かっていたら、お前と一緒に山を降りていたはずだからな」 咳き込む音と共に、冷たいものが腕にかかった。 歩みは、止まる。 私は吐しゃ物に塗れたぱちゅりーの口を、手で塞いだ。 「ショックなのは分かる。同情もしてやる。だから我慢してろ」 「・・・お兄さん、ぱちぇはどうすれば良かったの?」 「お前はドスの側にいるか、自分が長になるべきだったんだ。 群れを変えるってのは、そういうことなんだよ。 お前位の賢い奴を受け入れなかった時点で、群れの運命は終わっていた」 「むきゅん。だから無意味って言ったのね・・・」 「そうだ。事ここに到って何かをやろうとしても、無駄なんだ。 やるんだったら、もっと前から深いところから、始めなきゃいけなかったんだ。 今更ジタバタしたって、自己満足以外の何ものでもない」 「ごめんなさい、お兄さん」 「謝ることはない。 あの群れは死ぬ。ゆっくりしていただけで、何もしてこなかったためにな。 ぱちゅりー、お前は生きろ。 生きて、今度は長にでもなって、本当にゆっくりとした群れを作ってみるんだ」 私は自嘲する。 何を一生懸命になっているのか、と。 たかが饅頭如きに、何を求めているのだろう。 それに自分は、脳内お花畑なゆっくりが好きでここまで来たのではなかったのか。 「お前は私が、安全なところまで運んでやるよ。それからは、お前が決めろ」 「ゆっくり理解したわ・・・」 「せめてお前くらいに理解できれば、良かったのにな」 私は再び小脇のゆっくりと共に歩き出した。 山を降りたらぱちゅりーを助手席に乗せて、この辺りを抜けよう。 シートベルトはさせるべきなのだろうか? そんな馬鹿馬鹿しいことが何故か浮かんだりした。 麓に近付くと、胸のポケットに入れていた携帯端末が震え出した。 メールでも受信したのだろう。 手頃な倒木があったので、私達は並んで腰をかける。 いや、ぱちぇに腰などない。 頭だけの生き物に、私は水筒のお茶を飲ませつつ、端末を操作した。 ディスプレイに、送られてきた文面が映る。 「ぱちぇ、お前に言いそびれたことがあるんだ」 「なに、お兄さん」 「ゆっくりしているだけで何もしなかったってのは、お前達だけじゃないんだよ」 「むきゅきゅ?」 「人間だって、同じようなものさ。 ゆっくりしていただけの群れが、また消えていくようだ」 画面の文字を、ぱちゅりーに見せてやった。 どのくらい理解できているのか、私には分からない。 文面は、こういう一文から始まっていた。 『稀代の悪法が、あと100時間で可決されます! 是非、反対の署名にご協力下さい!』 (終) 【過去作】 ※ほんの少し未来の話 本作 ふたば系ゆっくりいじめ 906 蟷螂の斧 ※単発物近作 ふたば系ゆっくりいじめ 1124 おひさまさんをつかんでしまった ふたば系ゆっくりいじめ 1059 でか帽子まりしゃと姉まりしゃ ふたば系ゆっくりいじめ 1055 さげゆん ふたば系ゆっくりいじめ 1019 餡娘ちゃんに花束を ※カオスVS鬼威惨 次回桜が咲く頃までには ふたば系ゆっくりいじめ 947 はげの復活(上) ふたば系ゆっくりいじめ 428 はげの行進 ※YHKアーカイブス ふたば系ゆっくりいじめ 840 プラネット・ゆース ~ドスまりさ~ ふたば系ゆっくりいじめ 675 プラネット・ゆース ~きめぇ丸~ ふたば系ゆっくりいじめ 658 緊急特別SS ゆっくり割れる窓ガラスさんの謎 ふたば系ゆっくりいじめ 594 プラネット・ゆース(うーぱっく&すぃー) ※続編準備中 ふたば系ゆっくりいじめ 560 なずーりんに祝福を ふたば系ゆっくりいじめ 796 Detroit Yugyaku City 2 ※どろわ&ぬえ draw006 「パラダイゆch」 nue079 「素晴らしき世界」 nue059 「スキャット・ゆん・ジョン」 nue022 「ゆナッフTV」 nue009 「ブラックペーパー・チャイルド」 その他の作品に関しては、ふたばSS@WIKIの『二行の作品集』をご覧下さい。 餡娘ちゃんとWIKIあき、感謝。 二行の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 特定秘密保護法案さん・・・ -- 2013-12-02 11 37 47 優秀なぱちぇだ・・・俺なら迷わず飼いゆにしちゃうね。 -- 2011-07-13 23 57 52 稀代の悪法と言われていくつか思い浮かぶって相当だよな -- 2011-01-19 10 15 11 友愛ェ… 必死に反対しても一人ではどうにもならないのが現状なのよ…;; -- 2010-12-24 20 47 09 ゆっくりは人を映す鏡みたいなもんですからねえ… 目先のゆっくりに騙されて冬を迎えてるあたり、バカの群れまんまって事かorz -- 2010-09-03 03 59 06 お前ら・・・友愛されるぞ・・・ -- 2010-08-28 17 54 13 外国人参政権はマジ危険というか、帰還した人のことを混ぜるとあやふやな点があり民主党でもその点をついて論破したツワモノもいるよ -- 2010-08-28 14 32 53 なんという社会派なSSさん… 我々もゆっくりと変わらないのかも知れませんね… 良いもの読ませてもらいました。 -- 2010-07-19 20 05 20 外国人地方参政権さんや人権擁護法案さんかもしれないのぜ 左翼勢力さんはゆっくりできないのぜ。 -- 2010-06-27 22 26 29 稀代の悪法!?児ポ法のことですか?だとしたら許せん。 -- 2010-06-17 04 59 14
https://w.atwiki.jp/4423/pages/1111.html
編集する。 2021-12-08 18 58 02 (Wed) - [[]]とは、 videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 リンク内部リンク 外部リンク 出典、参考 リンク 内部リンク [[]] [[]] 外部リンク 編集する。 2021-12-08 18 58 02 (Wed) - 出典、参考
https://w.atwiki.jp/razgriz/pages/10.html
wikiモードの練習場です。まずはここで使い方を慣れておきましょう~(≧∇≦)b ☆ ☆ br()☆ showrss プラグインエラー RSSが見つからないか、接続エラーです。
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1033.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 487 罪/コメントログ」